投資信託って何なの?
「資産運用を始めたいけれど、何から始めたらいいかわからない」、「投資信託って聞くけど、一体何なの?」という方は沢山いるのではないでしょうか。
ここでは、投資信託の基礎知識についてわかりやすく解説していきます。
一緒に不安を解消していきましょう。是非、最後までご覧下さい。
投資信託とは
投資信託とは「沢山の投資家から集めたお金を一つの大きな資金にして運用のプロが株式や債券などに投資・運用をする商品」のことで、運用のプロに全てお任せ出来る金融商品です。
どんな目標でどんな運用方法をとるのかは投資信託毎に異なります。
例えば、株の取引をしようと考えたときには自分で売り買いのタイミングを考え、実行する必要があります。
基本的には株価が値下がりしたときに購入し、株価が値上がりしたタイミングで売却することで利益を出す必要があります。
しかし、株価がいつ値下がりし、いつ値上がりするのかということについては素人にはわかりません。
また、株取引を専業でやっている方はパソコンのモニターに張り付いて、売り買いのタイミングを常に考え、行動していますが、サラリーマンをやっている方など、昼間働いている人達はずっと、パソコンの前に張り付いて、売り買いのタイミングをうかがうのは不可能です。
だからこそ、運用のプロに任せてどの株を買ったらいいのか、いつ売却すればいいのかなどを全て、任せてしまおうというのが、投資信託なのです。
投資信託は買った時よりも売るタイミングで値段が上がっていれば、その分、利益になりますが、投資信託による利益はそれだけではありません。
投資信託は自分が購入した投資信託の金額に応じて、利益を還元する仕組みを持っています。
それを分配金と言います。
年に1回出す投資信託もあれば、毎月支払われるものもあります。
ただし、運用の状況や方針によっては支払われない場合もあるので注意が必要です。また、分配金を受け取るのではなく、投資した元本に組み入れて運用を継続する投資信託もあります。
プロが運用をしてくれる以外のメリットもたくさんあります。
そのほかのメリット
- 少額から購入することができる。
通常、株式や債券を購入しようとするとまとまったお金が必要になります。
しかし投資信託の場合は5千円や1万円という少額から始めることが出来ます。
証券会社によっては100円から始められるところもあります。
- 分散投資ができる。
投資する先が分散されているので、大損するリスクを低減させることができます。
例えば、特定の一社の株のみに集中して投資をしていたとします。そうすると、その会社が倒産してしまった場合、その株は価値のないものになってしまいます。
極端に言えば、仮に100万円でA社の株を購入し、1年後にA社が倒産してしまうと、A社の株の価値は0円になってしまいます。
投資信託の場合は何十社、何百社という投資先に分散投資ができるため、大損するリスクを低くすることができます。
注意点
- 手数料がかかる。
プロに任せて運用・管理してもらう以上はその分の手数料が発生します。
運用会社に支払う手数料が発生するので運用で出た利益がそのまま投資家に還元されるわけではありません。
- 元本保証ではない。
投資信託の運用成績は経済の動向や市場環境によって変動するので、運用がうまくいかず、損失が出てしまう可能性もあります。
まとめ
投資信託は投資や運用の初心者にとって非常に便利な金融商品です。
その特徴やメリット、デメリットを確認したうえで、始めてみましょう。
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