こんにちは!みやびです。今回の話題はS&P500についてです。
S&P500ってなんか聞いたことありますね。でも、どんなものなのかは…
そうですよね。
今回は投資を始めるとよく耳にする「S&P500」について解説していきたいと思います。
この記事を読めば
- S&P500の正体がわかる
- S&P500のパフォーマンスがわかる
- S&P500連動商品の中で、どんなものを買ったらいいかがわかる
そんな内容になっています。
最後までご覧下さい!
S&P500とは
S&P500とはダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する米国の代表的な株価指数の一つです。
アメリカの証券取引所に上場している500銘柄で構成されています。
日本でいえば、株価指数として一番有名なのは日経平均株価ですね。
米国株式市場の時価総額の約80%程度をカバーしており、アメリカ全体の経済のパフォーマンスを表す指標として広く活用されています。
構成銘柄は11のセクター(業種・業態等のグループ)に分類されており、様々な条件をクリアした銘柄だけが、採用されています。
皆さんご存じ、グーグルやアマゾン、フェイスブックといった超有名企業もこのS&P500の構成銘柄です。
S&P500の過去チャート
ここで、直近10年間のS&P500のチャートを見てみましょう。
2020年のコロナショックにより一時的に急落していますが、基本的には右肩上がりで上昇を続けています。
S&P500最強ですね!これ一つに投資しておけば間違いないじゃないですか!
確かに、そう思う気持ちもわかります。ただし、その考え方は正解でもあるし、不正解でもあるんです。
30年間のチャートを見てみましょう。
右肩上がりにはなっているものの、複数回の暴落があることがわかります。
2000年代の暴落はいわゆる、ドットコムバブルです。
1990年代後半からITやインターネットを活用した新興企業をめぐる経済的な熱狂がバブルを生み、やがてそのバブルは崩壊しました。
その下落率は51%程度です。
2008年頃の暴落はリーマンショックによるものです。
アメリカ大手の投資銀行、リーマンブラザーズの破綻を契機とした世界的な金融危機ですね。
下落率はなんと68%です。
仮に2007年あたりの最高値のところで100万円分のS&P500連動型の投資信託を買っていたら、その後、1年ちょっとで評価額は30万円ぐらいになってしまうという事です。
それは、…怖いですね
コロナショックによるリセッション(景気後退局面)は2か月程度と言われていますが、それでも約30%下落しています。
また、グラフを見ると、10年程度の長期低迷期があることもわかります。
ハイパフォーマンスを残してきたS&P500とは言え、思うような成績が残せない期間があるのです。
最高値を更新し続ける今だからこそ、実感しにくいですが、米国株にはこうした長期低迷期があるという過去の事実も認識しておくことが重要です。
暴落に耐え、買い持ちし続けられた人は現在のような株高の恩恵を受けていますし、この期間に我慢出来ず市場から退場してしまった投資家=途中で売却してしまった投資家は現在の株高の恩恵を享受出来ていません。
途中で売却しないためには、アメリカはこれからも成長し続けるんだという強い信念が必要になるということです。
「50%以上の大暴落があるかも」、「長期低迷期がくるかも」この二つは心構えとして持っておきましょう。
S&P500連動のおすすめ商品
S&P500に連動するおすすめのファンドを紹介します。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
- バンガードS&P 500 ETF(VOO)
上2つは投資信託でVOOはETFです。
いずれも信託報酬や経費率といった手数料が安く、おすすめです。
個別の商品についてはまた改めて紹介したいと思います。
さいごに…投資の神様、バフェットの遺言
投資の世界には神様と呼ばれる男がいます。 ウォーレン・バフェット氏です。
ウォーレン・バフェット氏が運営するバークシャー・ハサウェイの50年間の年間平均リターンは19.4%です。
同期間の米国株式の平均リターンは9.9%ですからバフェット氏は市場平均の約2倍の運用成績を残したことになります。
脅威的ですね。投資の神様恐るべし。
そんな彼が妻への遺言として残した言葉があります。
「資金の10%を米国の短期国債に残りの90%をS&P500のインデックス投資に回しなさい。」
言い換えれば、市場全体の成長に資金を回しなさいという事です。
市場平均に勝ち続けることの難しさを知っている彼だからこそ、行き着いた境地なのかもしれません。
そして、バフェット氏もS&P500ないし、アメリカ全体の成長を信じているということだと思います。
市場全体の成長を信じて、じっくり時間をかけて増やしていくことが重要なのかもしれませんね。
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